<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇       楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」        http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/       第6回 2001/3/7 ◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>      お疲れ様の一杯、お風呂あがりの一杯、    今宵もアナタとワタシの素敵な時間が始まる...    ジンッと感じて    ギュッと抱きしめて    カラダごと温めてくれるお酒がワタシは大好きなの。    あっ待って、ここから先は一緒ヨ!         第6回  「バレンタイン酒?」    新宿のマルコ  第6回  「おいなりさん」          チビグビ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      「バレンタイン酒?」  新宿のマルコ     私はバレンタインが苦手。下戸の人に酒の旨さが分からないように、     もっぱら辛党の私には、どのチョコレートが美味しいのか、よく分     からない。それなのに、男性にプレゼントしなくてはならない。     「そんなもの値段で選べばいいのよ」と同僚は言うが、実はあるト     ラウマ(?)があって、そうは行かないんだ、これが。亡き母方の     祖母は「人様に差し上げるものは、自分が美味しいと思ったもので     ないとあきまへんで」という大正の女で、訪問先へお饅頭を持って     いくのさえ、別に一個買って試食をしてみるという事を実践した人     だった。私の事を可愛がって連れ歩いたから、私もよく試食のお相     伴に預かり、幼心に人に物を送る事を安易には考えない癖がついて     しまった。たとえ義理チョコでも、いい加減に買うと何となく気持     ち悪い。そこで、OL3年目のバレンタインデーに、私は思い切って          チョコではなく、酒を送った。全くの下戸の人にチョコを送るが、     紅茶に垂らす位なら好きという人には、ウイスキーのミニボトル、     しっかり飲める人にはお気に入りの地酒といった具合に。幸いな事に、     私の職場は洒落の通じる人達で、これが好評だったので、それから毎     年、私はバレンタインチョコではなくバレンタイン酒にしていた。と     ころが今年、異動で上の課からうちの課に来た妻子持ちがしみじみと          こう言ったのだ。「マルコさん。本命にだけはチョコをあげた方がい     いよ。男というのは詰まらない処で見栄っ張りだから、相手が自分よ     りお酒が強いと分かったら、敬遠するかもしれないからね」これには     さすがの私も「うーむ」と唸った。これがバレンタインでなければ「     そんな気の小さい男を相手にするかい!」と啖呵を切る処だが、何し     ろ女性からの愛の告白日だからなあ。相手への誠意の姿勢を貫いて酒          を送るべきか、はたまた相手からの敬遠を避けてチョコを送るべきか。     That is a question!である。祖母が生きていたら、果たして、なん     て言うだろう?    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~          「おいなりさん」             チビグビ       宮部みゆきさんが書いた短編集「初ものがたり」は時代物ミステリー     の佳編だが、どのものがたりの中にもおいなりさんが出て来るのが面     白い。読み進めるうちに、ついつい一杯やりたくなってくるのだ。六     本木に芸能人がよく買い求めるということで一時、有名になった“お     つな寿司”という店があるのだが、何年か前まで、文京区の千石に姉     妹店があった。三百人劇場で企画物の古いフランス映画特集などを見          た帰りに立ち寄り、10個ばかり買って帰る。小ぶりで酢飯にゆずが     入っていることもあり、さっぱりとしていてご飯時でないにもかかわ     らず、7,8個は軽く食べられるのが不思議なほどだ。その千石の店     も大将が亡くなって店を閉めた。寂しい限りだ。     そんなことを考えいたら、小学校時代、運動会に母がたくさん作って     持ってきてくれたおいなりさんの味を思い出した。思い切り飛んだり          走ったりした後で食べるおいなりさんは何よりのごちそうだった。油     抜きした油揚げを甘辛く煮て、酢飯を詰める…今からスーパーにひと     っ走りしてお揚げさんを買って来よう。冷凍してあるご飯をチンして、     白ゴマでも混ぜようか。お酒は何にしよう。待てよ…砂糖とにんにく     を使った料理は酒の肴としてふさわしくないと、日本酒についての蘊     蓄がかなり傾けられた雑誌で読んだことがある。               砂糖は日本酒の甘みを鈍らせ、にんにくは香りを損ねるからだ。確か     にそうなんだろう。     でも、今日はいいよね?この際だからお酒も甘口にしよう。菊水の五     郎八、冬限定のにごり酒。読みかけの「初ものがたり」に栞をはさん     で脇に置き、百円玉を2つ持って外に出た。おいなりさんって安上が     りな食べ物だなあと下りのエレベーターの中で思う。だが、そう感じ          るわたしの心はとても暖かくて、日頃の懐の寒さを忘れてしまうほど     だった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  メールマガジン 楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」 発行者     川崎市多摩区宿河原3−5−2            かっぽう たぬき 発行責任者  三留 義雄 メールアドレス tanuki@e-hp.ne.jp *ご意見・ご感想は下記へお願いいたします。 「OLのひとりごと」もお待ちしています。   投稿大歓迎ですどしどしおねがいします。お待ちしています。   メール  nonbei@e-hp.ne.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   このメールマガジンは、以下のメールマガジン配信システムを利用して   います。( http://www.mag2.com/ )    ●「まぐまぐ」・・・・・・マガジンID:0000058380   このマガジンの登録と解除は下記より行ってください。    http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~