<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇       楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」        http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/       第8回 2001/3/21 ◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>      お疲れ様の一杯、お風呂あがりの一杯、    今宵もアナタとワタシの素敵な時間が始まる...    ジンッと感じて    ギュッと抱きしめて    カラダごと温めてくれるお酒がワタシは大好きなの。    あっ待って、ここから先は一緒ヨ!       第8回 「理想の下方修正」     新宿のマルコ  第8回  「不幸な一日」          チビグビ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     「理想の下方修正」              新宿のマルコ      会社でコンタクトレンズを落とした。廊下に這いつくばって探してい      たら、通りかかった数人が同情して探してくれたが、なかなか見つか      らず一人去り二人去り。そんな中、最後まで付き合ってついに見つけ      てくれたのが、最近、隣の課に転勤してきた男性。見るからに人が良      さそう、いつもニコニコして、言葉遣いも柔らかく、その口から、人      を非難したり攻撃したりする言葉は決して出てきそうにない。いいな            あ、こういう人。隣の課の同僚達にそう言ったら「えっ?マルコって      ああいうのがタイプ?」といかにも悪趣味だと云われ、「頼りなさそ      う」「気が利かなさそう」と酷評だった。まあ、確かにあまり出世し      そうなタイプではないけど、いいじゃない、優しさがにじみ出ている      人、最近なかなかいないよ。部の歓迎会で一緒に飲んで分かったが、      酒に弱く、ビールの2杯も飲んだら、何と座ったまま可愛い顔をして            スーと寝てしまう。5分もしたら「あれ?僕、何をしてたのかなあ」      という表情で目を覚まし、事の次第に気が付いて、照れくさそうに笑      う。いいなあ、こういう人。確か私の「男の理想」は、一に私より酒      が強い事、二に心優しい事、三に仕事が出来る切れ者!の筈だったが、      「ええーい、この際、そんな理想は変えてもいいや!理想と現実は違      うのだ」などと考えて、久しぶりに心ときめいていたら、課長が彼の            経歴を話題にしている。それによると、かなりのスペシャリスト。ナ      ヌッ!もの凄く私の理想に近い!こうなれば放っておく手はない!ア      タックあるのみ!と腰を浮かしかけたら、ガーン!もう決まった人が      いるんだって、来月結婚式を上げるんだって。なーんだ。せっかく私      が理想を曲げて、アタックしようと思ったのに。いいわよいいわよ。      やっぱり、お酒は強い人がいいもん。一緒に飲んでて、相手が寝ちゃ            ったら詰まんないもん。「幹事さーん!ビール足りないわよ!ウイス      キーも追加!」よおし!今夜は寝ないで飲むぞお!      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      「不幸な一日」                  チビグビ        今日は大変な一日だった。初っ端は朝。目覚し時計の電池が切れてお      り、4時44分を指したところで針が止まっていた。化粧もできずに      家を出たが、あの時間で時計が止まったことこそ、すでに暗雲の前触      れだったとは気づかなかった。日頃は、電車内で化粧しているコギャ      ルを嫌っていたが、今日はごめんなさい、同罪だ。見られたくないの      で車両と車両の連結部分でひっそりとファンデーションを塗った。            アイシャドー、アイブロウとうまくこなした。口紅さえ引けばオーケ      ーとほくそえみ、買ったばかりの春の新色、ローズピンクのルージュ      を唇の前に出した途端、男がドアを開け彼のリュックがわたしの腕に      当たった。真新しいルージュはジャバラの壁に突っ込み無残にもグニ      ャと折れて落下した。      男は無言で去った。なんだなんだ?謝りもせずに行くなー。4千円も            したんだぞー。わたしはガックリ肩を落とし、トボトボと会社に向か      った。途中、すれ違う人がなぜか振り返ってわたしを見ていたが、美      人は罪作りと反省して会社のエレベーターに飛び乗った。      後ろにいた庶務のA子がわたしの肩を叩いた。うちの課の若きホープ、      唯一の美形を、色仕掛けでゲットした女だ。      「口裂け女になってますよ」ガガガーーン。おろし立てのルージュが            台無しになりパニクっていたわたしは、口紅がススーッと頬を滑った      ことに気が付かなかったのだ。最悪だ。その後も不幸は続いた。弁当      を買いに走ってストッキングが電線。課長への提出書類は綴じ方を間      違えやり直し。コーヒーをこぼして火傷。おまけに残業で帰り着いた      のは午後10時。「HERO」が終わっていた。酒だ酒だ、酒、持っ      てこーい。不幸な一日が早く終わるのを祈って飲んだ。もう12時を            まわったろうか。ゲッ。目覚まし時計が止まったままだ。酔っ払って      るけど電池を買いに行かなくちゃ。今日で不幸が終わるように、夜道      を千鳥足で歩くわたしだった。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  メールマガジン 楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」 発行者     川崎市多摩区宿河原3−5−2            かっぽう たぬき 発行責任者  三留 義雄 メールアドレス tanuki@e-hp.ne.jp *ご意見・ご感想は下記へお願いいたします。 「OLのひとりごと」もお待ちしています。   投稿大歓迎ですどしどしおねがいします。お待ちしています。   メール  nonbei@e-hp.ne.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   このメールマガジンは、以下のメールマガジン配信システムを利用して   います。( http://www.mag2.com/ )    ●「まぐまぐ」・・・・・・マガジンID:0000058380   このマガジンの登録と解除は下記より行ってください。    http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~