<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇       楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」        http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/       第12回 2001/5/23 ◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>        お疲れ様の一杯、お風呂あがりの一杯、    今宵もアナタとワタシの素敵な時間が始まる...    ジンッと感じて    ギュッと抱きしめて    カラダごと温めてくれるお酒がワタシは大好きなの。    あっ待って、ここから先は一緒ヨ!       第12回 「酔う時は独り」          新宿のマルコ  第12回 「飲みすぎを止めてくれる人」      チビグビ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~           「酔う時は独り」         新宿のマルコ     私はお花見というものを経験した事がない。桜がとても好きだし酒もとて     も好きだから、春のうららかな日に、仲間と時を忘れて酒を酌み交わすな     んて、楽しいだろうなと想像するばかりである。職場でそう言ったら、み     んなが「え?嘘!マルコなんて、花の咲く頃から散る頃までずっと、桜の     下で酒瓶、抱えてそ」と笑って、今年はマルコのためにお花見しようと言     ってくれた。すると「私も、私も」と大勢が参加し、みんなが仕事の都合          をつけられる日を決めた。「会社が終わった後、桜の咲いている処へ行っ     て飲む」というだけの約束だから、ビニールシートや幕の内を用意する訳     ではないが、私はその日が愉しみでワクワクした。座り込んで飲む事にな     った時のためにパンツスタイルにしようとか、酔ってバックを忘れては大     変だからリュックを背負っていこうとか、全く色気のない心配ばかりした     が、それもまあワクワクのうち。しかし、残念な事に当日は雨。次第に雨          足が激しくなり、なんと終業の頃は春の嵐!仕方がなく桜は諦めたが、酒     は諦めきれずに、全員で居酒屋へ繰り出した。「こんなに大勢で飲むのは     初めてだね」と言いながら、飲みに飲み、声がかすれるまで語り合った。     花なんかなくたって仲間と飲む酒は旨いのだ!かくして次の休日、早や桜     は散り始めた。すると、私は何だか急に桜も諦めきれなくなって、缶ビー     ル片手に、外苑を歩いた。降るような桜の花びらを浴びると、思春期の頃          を思い出した。あの頃、一瞬に咲いて散る桜に滅びの美学を感じ、美しく     短い人生に憧れたものだ。今や思春期の倍近くを生きて、桜は花が散って     も死ぬ訳ではなく、花の咲き誇る時以外はそこに桜の木があるという事さ     え忘れられがちな存在でありつつも、長い長い年月を生き続けるものだと     悟った。そんなことに思いを馳せていると、缶ビール一本で酔ってしまっ     た。酒を飲むのは大勢が楽しいが、酒に酔うのは独りがいいと、桜が教え     てくれたようだ……。     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~           ☆☆☆モニター募集☆☆☆    石川県金沢市の酒蔵「福光屋」から発売している    美容にいい純米酒「すっぴん」のモニター9名を募集します。    素肌につけて美容に今、人気急上昇です。    飲むものではなくお肌のためのお酒です。 下記のページより申し込んでください。     http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/     申し込みは5月31日までです。      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            「飲みすぎを止めてくれる人」   チビグビ       幼い頃、よく母に頼まれた。父がどんどん晩酌を進めるのを止めてくれと     いうのだ。「もうそろそろやめた方が」と母が言っても父は聞き入れなか     った。だがまだ物事の道理も分からない小さな娘に「パパ。体に悪いから     これでおしまいね」と迫られると、さすがの父も頷かないわけにはいかな     かったのだろう。父の体を心配する母の代弁者として、わたしは言うがま     まに素直に働いた。むっと不機嫌そうな顔をしながらも、徳利を持ち上げ          る手を渋々止めていた父だが、実は母の思惑を知りながら、幼子の使命感     をまっとうさせてくれたのだということが、今になれば分かる。     先日、半年ぶりに神奈川県にある実家に帰った。友人とすでに一杯やって     おり、ほろ酔い加減だったわたしを父はチラリと見ると「みっともない飲     み方はするなよ」と言った。          いつもそうだ。「お帰り」でもなく「元気か」でもなく、いつも父の口か     ら出るのは、きまって説教だ。つい「はいはい」と答えようものなら「返     事は一度」と叱責は追加される。悔しいけれど「はい」と小声で言ってか     ら、父の傍に座った。テーブルの上には冷奴と漬物、シラス干しなどが並     んでいる。傾けた徳利から最後の一滴がお猪口に落ちた。わたしは「もう     一本、お燗つけてくれ」と父が言うのを待ち構えた。肴がほとんど減って          いないことから考えても、まだ一本目とにらんだからだ。     だが父は台所にいる母に、「ご飯くれ」と声をかけた。     「もう終わり?」思わずわたしは呟いた。     父は静かにこう答えた。「もう年だからな、一日一合にしてる」     父はもう酒を止めてくれる人を必要としていなかった。わたしがすっかり     大人になったその分だけ、父も年老いてそれを自覚しているのだ。深酒を          しなくなって良かったと、喜ぶべきなのだろう。でも一抹の寂しさが心を     よぎる。父が老齢になりかかっているからなのか、「これでおしまいね」     と言えなくなった所在なさのせいなのか理由は定かではないけれど、一日     一合の酒を、美味しそうに飲んでいる父の横顔に寂寥感はない。     今、わたしに“飲みすぎ”を咎める人はいない。仕事でいやなことがあっ     たとき、どうしようもなく寂しい時、重ねる盃を伏せてくれる人はいない。          自由であることを選ぶ代わりに引き受けなければならないものの重さを、     これからずっと背負い続けることができるだろうか。無理だろうな、やっ     ぱり。わたしもいつか、「もう、やめとけよ」とか、「おしまいね」と誰     かに言われ、「いいじゃない」などと口を尖らすに違いない。そしてその     ことを幸せに思う日が来る…ことを願っている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 姉妹紙のご案内   ★お酒でイカせちゃう〜・・・「魔女とお酒と素敵な時間」★ 魔女とお酒と素敵な時間を一緒にすごしましょ 魔女四姉妹のお酒日記             こちらから申し込み出来ます。 http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/  (毎週木曜日発行です。) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  メールマガジン 楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」 発行者     川崎市多摩区宿河原3−5−2            かっぽう たぬき 発行責任者  三留 義雄 メールアドレス tanuki@e-hp.ne.jp *ご意見・ご感想は下記へお願いいたします。 「OLのひとりごと」もお待ちしています。   投稿大歓迎ですどしどしおねがいします。お待ちしています。   メール  nonbei@e-hp.ne.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   このメールマガジンは、以下のメールマガジン配信システムを利用して   います。( http://www.mag2.com/ )    ●「まぐまぐ」・・・・・・マガジンID:0000058380   このマガジンの登録と解除は下記より行ってください。    http://www.e-hp.ne.jp/sake_tanuki/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~