<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<<◇<       楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」         http://www.e-hp.biz/sake_tanuki/  第230号 2007/5/9 ◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇>>◇       お疲れ様の一杯、お風呂あがりの一杯、    今宵もアナタとワタシの素敵な時間が始まる...    ジンッと感じて    ギュッと抱きしめて    カラダごと温めてくれるお酒がワタシは大好きなの。 あっ待って、ここから先は一緒ヨ!       第228回 「酒川柳」   新宿のマルコ         第228回 「貧乏性の大吟醸三昧」   チビグビ  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   第228回「酒川柳」  新宿のマルコ   「社内報に川柳を掲載しなくてはならない!ついては明後日までに三首くら   い創って!」と、同期で総務部社内報室の都ちゃんから、悲鳴のような声で   頼まれた。「川柳だあ?そんなもの、創ったことないよお!」とこっちも悲   鳴をあげる。うちの会社は立派な社内報を出すが、編集をかなりドタバタで   やっていることは、都ちゃんから聞いて知っていた。以前にも何回か「同期   のよしみで!」と泣きつかれ、締め切り直前に掲載原稿を頼まれたことがあ   るが、川柳は初めて。何でも社外の有名人に依頼してあった原稿が抜けたの   で、苦肉の策で、急遽「川柳特集を組もう!」ということになったらしい。   短歌や俳句となると、難しくて急には集められないが、川柳なら誰でも作れ   る、何とかなるだろうという訳だ。   「川柳なんて、皆、読まないんじゃない?」と私が言うと、「だーから、い   いのよ」と都ちゃん。なんたる編集員だ全く。それでも私「何とかするよ」   と答えてしまって、ああ、なんて人がいいんだろう。それからはお昼休みも、   通勤途中も、お風呂の中でも「川柳、川柳」と考えた。やっぱり私が思いつ   くことと言えば、お酒のこと、それも「たくさん飲んだ!」なんてことを、   川柳っぽく表現するのにはどうすりゃいいんだろうという発想。当たり前だ   が、全然思いつかないで、仕方がないから、飲めば思いつくかもと、まだ週   の真ん中だと言うのに、たくさんお酒を買ってきて飲みながら考えた。さら   に当たり前だが、お酒を飲んだからといって、川柳が書ける筈もなく悶々と   する。好きなお酒を買ってきたのに、ゆっくり味わえないと思うと腹が立っ   て、余計思いつかない。ついに深夜になってひねり出した三句。「たっぷり   と働いたんだからと酒5合」「部長会議、課長出張、私飲み会」「ぐいっと   ダブルそれウーロン茶と下戸が聞き」。ああ、何て下手くそ!意味分かるか   なあ?でも、どうせ私の川柳なんて、誰も読まないから、まあいいまあいい。             ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      第228回「貧乏性の大吟醸三昧」 チビグビ        秘書室勤務、美人で評判のH子から誘いを受けた。日本酒大好きの中国人の恋   人が東京に滞在中で、おいしいお酒が飲めるお店に連れていってほしいという   のである。聞いてみればその彼はまるで華僑のようにお金持ちなので、支払い   の心配は一切ないとのこと。すばらしい。日ごろ、飲みたくてもなかなか飲め   ないお酒を後顧の憂いなく飲めるなんて、盆と正月が一緒に来たかのようだ。   H子とワンさん(彼の名前)を、わたしは銀座の「ささ花」というお料理屋さ   んにご案内した。ここのお料理はとっても美味しい。お酒も高品質のものが揃   っている。だが、場所柄もあり少々割高なので滅多に来れないのだ。   『大吟醸・波瀬正吉』を皮切りに、『七冠馬・雫・大吟醸』『世界の花・大吟   醸』『東北泉・大吟醸』・・・一合2000円はするお酒を次から次へと飲ん      でいったワンさんは、世界を相手にビジネスをしているだけあって、英語も日   本語もOK。豪快に飲み豪快に食べ、話も楽しい。H子の幸せそうな横顔が、   ほんのりとバラ色に染まる。「そろそろ場所を変えましょう。違う大吟醸がも   っと飲みたいです」とワンさん。   気が大きくなったわたしは、ホテル・コンラッド東京の「風花」に二人を連れ      て行った。『獺祭・大吟醸・二割三分磨き』があると聞いていたからだ。   「日本酒はホントおいしい」というワンさんと二割三分を思う存分味わった。   そんな幸せな夕べから数日後、ワンさんから大吟醸が2本、送られてきた。お   いしいお酒を教えてもらったお礼とある。お礼をすべきはわたしの方なのに。   それでもお返しするのは失礼と、楽しい大吟醸の晩酌が続いていたが、ある日、      立ち寄った行き着けの酒屋さんで、わたしは紙パックの「米だけのお酒」を自   然と手に取っていた。大吟醸はすごくおいしかった。夢のようだった。毎晩、   ずっとずっと大吟醸が飲めたら素晴らしい。   けれど、わたしの中の何かが、チープなものを求めていた。   “たまに飲むから大吟醸はおいしいんだと思うのよ。贅沢すぎるのはよくない      しね”翌日、わたしはS美にそう言った。   “何言ってんのよ。おいしいものはいつだっておいしいのよ。あんたのはただ   の貧乏性”はい、仰せのとおり。わたしみたいなのが玉の輿に乗ってお金持ち   になっても(あり得ないのは承知の上だけど)、それを楽しむ風格がないため   に、全然、面白くないのかも。      身の程を知ったチビグビ、今夜も紙パックのお酒を燗にして飲んでいる。悪く   ない。でもね、やっぱり、やっぱり、うまい酒はうまいのだった・・ ===============================================================================          メールマガジン 楽しいお酒をきょうもゴックン「OLのひとりごと」 発行者     酒蔵ポータルサイト酒蔵INFO 「酒好きたぬき王国」事務局 メールアドレス nonbei@e-hp.biz *ご意見・ご感想は下記へお願いいたします。 「OLのひとりごと」もお待ちしています。   投稿大歓迎ですどしどしおねがいします。お待ちしています。   メール  nonbei@e-hp.biz ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   このメールマガジンは、以下のメールマガジン配信システムを利用して   います。( http://www.mag2.com/ )    ●「まぐまぐ」・・・・・・マガジンID:0000058380   このマガジンのバックナンバーと   登録と解除は下記より御覧になれます。       http://www.mag2.com/m/0000058380.htm     -------------------------------------------------------------------------------